昨年、ベトナムの繊維・縫製産業で使用した綿花42万トンのうち、99%に相当する41万5000トンは輸入品となっており、ベトナムは自国での原材料の調達率が低い。
そのため、原材料の生産増強に向けての投資も活発化。昨年の輸出向け繊維・縫製品の原材料の現地調達率は20~30%だったが、現在、40~50%にまで増加した。
また、同副会長は生産形態に関して「これまでの委託生産から、材料を購入し、製品を生産、販売する形へと移行していくことで、より付加価値の高い製品を生産でき、近隣国との競争力向上にもつながるだろう」と述べ、生産力向上に向け改革の必要性を強調している。(シンガポール支局)