22(2010)年のコンテナ貨物量の国際港湾比較をみても、大阪港は上海(中国)の8%、釜山の16%程度。世界のコンテナ取扱量(2012年、速報値)では日本は東京港の29位が最高で、1位上海、2位シンガポール、3位香港…とアジアの主要港に惨敗した。一方、韓国は全港湾での取扱量が昨年過去最高を記録し、釜山は10年連続で世界5位の地位を確保している。
海外から輸送され、積み替えてさらに海外に輸送される「トランシップ貨物」の取扱量をみると、日本の現状はさらに深刻だ。2011年の日本の取扱量が取扱貨物全体のわずか2%、27万TEUにとどまるのに対し、釜山は46%、735万TEU。このうち、日本からの流出コンテナは約100万TEUとみられている。これは日本から海外に運ばれる貨物の実に約4分の1に相当する。
競争力は遠く及ばず…
震災を契機に釜山港に貨物を奪われた後も、大阪港の国際港湾としての地位が低下したままなのはなぜなのか。