ベトナム観光総局(VNAT)によると、観光業は経済成長を牽引(けんいん)する重要な役割を担っており、政府は引き続き観光振興に注力する方針だ。14年は外国人旅行者数800万人が目標で、国内旅行者も含めた観光収入は104億2000万ドル(約1兆790億円)を見込んでおり、さらなる旅行者誘致のため、日本など国内外で約50の観光振興キャンペーンを開催するという。
VNATのグエン・バン・トゥアン局長は、観光サービスの質や観光地の衛生管理、安全などの諸課題が改善しつつあるとしながらも、「さらなる観光振興のためには予算が不足している」と指摘。現在、政府は観光客から1日1ドルの観光料を徴収することを検討しているが、これについても賛成との見解を示した。(シンガポール支局)