「法人実効税率をアジア諸国並みに引き下げることを目指し、速やかに検討すべきだ」。佐々木則夫東芝副会長ら諮問会議の民間議員4人は、連名で提出した「対日直接投資の促進に向けて」と題する提言で、実効税率の引き下げについてこう言及した。
国・地方を合わせた法人実効税率は14年度で35.64%(東京都)とアジア諸国の20%台に比べ、突出して高い。経済界では高い法人実効税率が国内産業の空洞化を招き、外資企業の進出を阻害しているとして引き下げを求め、首相も意欲的だ。
官邸サイドとしては、首相肝煎りの法人税改革を諮問会議主導で進め、財務省や党税調など慎重派を議論の俎上(そじょう)に引っ張り出し、引き下げに道を開きたいとの思惑がある。
財務省は“火消し”
こうした引き下げ機運の高まりに財務省は“火消し”に懸命だ。