名古屋圏、大阪圏の地価は、主要ターミナル駅の大規模再開発が大きな刺激材料となり、商業地が2008年以来6年ぶりに前年から上昇した。主要駅前は高層ビルの建設ラッシュで、今後もオフィスや商業施設の集積が一段と進むためだ。
JR名古屋駅の太閤通口前にある「ミタニビル」(名古屋市中村区)。新幹線乗り場に近く多くの通行人が行き交う。このビルの地価は、JR東海が27年度の東京・品川-名古屋の先行開業を目指す「リニア中央新幹線の新駅に伴う再開発が期待される」(共立総合研究所の江口忍副社長)ことから前年比12%増と全国の商業地で上昇率1位だった。
駅の反対側の名駅東口ではJR東海や日本郵政、三菱地所の高層ビル建設が進む。17年にかけて「名駅前にオフィス、商業の集積が一層進む」(江口氏)との期待感も高まり、名古屋圏の商業地は1.8%上昇(前年は0.3%下落)。同圏の上昇率上位に名駅前の4地点が並んだ。