中部経済連合会によると、中部圏企業の1~3月期の景況判断指数は54.2と5期連続で改善し、リーマン・ショック前の07年後半の水準まで回復した。アベノミクスの円安効果などでトヨタ自動車など地元経済を牽引(けんいん)する企業の業績が好調に転じたことも大きく、トヨタ本社がある豊田市など西三河地域の多くで地価が上昇基調となった。
大阪圏も商業地が1.4%上昇(前年は0.5%下落)と底入れした。
昨年4月開業のJR大阪駅北側のビル群「グランフロント大阪」(大阪市北区)は8%上昇した。大阪駅周辺では今後もグランフロントに隣接する「うめきた2期」事業、阪神百貨店の建て替えなどの大規模再開発が控え、「商業地区として期待感が増した」(国土交通省)とみられる。
今月7日に全面開業した日本一高いビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)も周辺の地価を刺激。商業地で阿倍野区が4.3%、天王寺区が6%それぞれ上昇した。