同社のシャムスル・アズハル・アッバス最高経営責任者(CEO)は今回の巨額投資について「第三者機関にも分析・評価を依頼し、計画を厳しく検証してきた」と述べ、持続的成長による長期の利益獲得が見込めると判断したうえでの決断だと強調した。
ペトロナスは、このプロジェクトによってアジアの石油化学分野における地位を強化していくとしており、新施設では付加価値の高い成長分野に注力して製品の開発・生産を行っていく方針だ。具体的には、東南アジアで高成長が続く自動車や医薬品、日用品関連の需要をつかみたいとしている。
中央政府、州政府は、ペンゲランをアジアの石油・ガス産業のアジア拠点とすることを目指しており、ペトロナスの他にも、原油や液化天然ガスの保管施設をはじめ幅広い分野で国内外からの投資を呼び込みたい考えだ。マレーシア投資開発庁は誘致活動を強化していくとし、20年までの目標の誘致額20億ドルを大きく上回る50億ドルを実現したいと意気込んでいる。