その上で、たたみかけるように、ゴール前の混戦からケルジャコフが押し込んだ後半29分の同点ゴールはオフサイドだったと主張した。スポーツ朝鮮は「ケルジャコフがボールに触れる瞬間、韓国の守備の選手たちは一斉に手をあげ、『オフサイド』を要求した。
スロー映像を見ても議論は十分できる」とし、「さまざまな角度から見ると、(こぼれ球をシュートした)ケルジャコフの体が(韓国GKより)少し前にあるように見えた。副審の立場としてはオフサイドの旗を上げてもおかしくない状況だった」と強調している。
日本のJリーグ・横浜Mなどで活躍し、今は中央日報で解説者を務める安貞桓氏は「判定は審判がすることで、選手はホイッスルが鳴るまで全力を尽くしてプレーしなければいけない。手を上げるのではなく、素早く足を動かして相手を防ぐべきだ」と選手には足を動かせと説き、オフサイドではないかと問うメディアにも「判定は審判がするものだ」と諭しているようにみえる。