訪日外国人客数【拡大】
広域観光ルート支援
地方に足を運んでもらうため観光庁が掲げている政策の一つに「広域観光周遊ルート」づくりの支援がある。複数の都道府県にまたがる観光地を交通アクセスも含めてつなぎ合わせ、訪日客の平均的な滞在日数とされる6~7日で楽しめるルートの設定を後押しするものだ。
先行的な取り組みは始まっている。中部・北陸の9県(静岡、愛知、岐阜、三重、滋賀、長野、福井、石川、富山)の観光地に、官民が連携して主に中華圏や東南アジアからの誘客拡大を図る「昇龍道プロジェクト」だ。栓抜きのような形をした石川県の能登半島を龍の頭に見立て、中華圏で人気のある龍をモチーフに「昇龍道」と命名したという。
中部・北陸地域には世界遺産の白川郷(岐阜)、国宝の松本城(長野)、伊勢神宮(三重)など有名な観光スポットが少なくないものの、訪日客の間で知名度は決して高くはなかった。