期待高まる「食デザイン」 罠を上手くすり抜けたコンセプト (2/3ページ)

2014.12.21 06:00

SPD理事長

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 SPDは1954年の創立で、現在、インテリア、プロダクト、コミュニケーション、輸送機械などのデザインのマスターコースがあるが、来年3月より食デザインコースを開く。既に定員はかなり埋まってきた。米国、インド、台湾、中国、イタリアとその他の欧州各国から入学の申込がきている。

 米国のペプシがスポンサーとなって奨学金やリサーチ費用の一部を負担する。フゼッティ氏は語る。

 「ペプシのデザインセクションには約100人のデザイナーがいるのですが、スポンサーになっていただく決定は早かったです。食をこれだけ多角的に学べるコースは世界のどこを探してもないですからね。我々の構想にペプシのセンサーが反応してくれ、私も自分のアイデアに狂いはないと確信しました。そして、これをミラノで行うことに意味があるのですよ」

 イタリアにはモノの素材から完成品を作るまでのプロセスをすべてカバーできるインフラと人材があり、売るためのショールームや販売のシステムもそろっている。そしてマーケットがある。

 これがロンドンやストックホルムなど他の「新興デザインハブ」との大きな違いだとフゼッティ氏は指摘する。

 「今、経験をどう作るかがデザインの大きなテーマになっていますが、その経験を得るには、ある程度の都会である必要があります。特に食の場合、より重要です」とイタリアのミラノである利点を強調する。

アイデアを数か月前に聞いた瞬間、「うまいところを衝いたな」と思った

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