環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉をめぐり、日米など参加12カ国が首席交渉官による会合を今月下旬から米ニューヨークで開催する方向で調整していることが16日、分かった。日程は1月26日~2月1日が有力となっている。関税や知的財産など難航分野の論点を絞り、政治決着の舞台となる閣僚会合の開催につなげられるかが焦点となる。
甘利明TPP担当相は16日の閣議後の記者会見で「(首席会合中に)日米間の粗々の問題は2国間の閣僚協議を通じて決着ができるところまで間合いが狭まってこないと、次には進みづらい」と述べ、日本の重要農産品の関税や自動車分野に関する日米協議の決着を急ぐ考えを示した。
一方、東京都内で14日から開かれていた日米の事務レベル協議は16日、終了した。甘利氏は「妥結に向かって間合いが狭まっているのは感じる」と述べ、一定の前進があったとの認識を示した。ただ「まだすべてが決着するという見通しは立たない」とも語り、引き続き協議していく考えを示した。