構造改革が鍵
こうした重しを背負いながら、どう構造改革を進めるか。習指導部が初めて独自に策定する16年からの「第13次5カ年計画」がカギとなる。
大きな課題は2点。インフレや雇用問題、さらなる不動産市況の悪化などの局面で、利下げなどカンフル剤を打って構造改革にブレーキをかけねばならないケースも十分ありうる。さらに、江沢民・元国家主席を頂点とする上海閥など、共産党内や独占的な国有企業にはびこる既得権益層との果てなき権力闘争に勝ち続けねばならない。
習指導部が「新常態」という状況は、苦悩に満ちたいばらの道に違いない。(上海 河崎真澄)