下のグラフは、株価変動幅100に対して実質GDPがどのくらい変動したかを追ったもの。株高によるGDP押し上げ効果は日本の場合、米国に比べてかなり弱い。株価が2倍になった場合、米国では2011年9月以降、一貫して実質GDPが15%前後増えているが、日本では2012年12月以降は5%前後で、消費税増税を経た7月以降は2%台まで落ち込んだ。ただし、米国モデルほど華々しくなくても、金融緩和、株高、景気押し上げというアベノミクスの効果は日本でもそれなりに成果を上げているように見える。 株価押し上げをもくろむ金融政策自体、非常手段であり、期間、規模ともに限度がある。しかも、日本の株価はウォール街の投資ファンドの思惑次第で大きく変動するので、株価は一本調子で上昇するわけではない。
異次元緩和追加策という国内金融政策が決め手になるとは限らないところに不安が残る。金融頼みではかなり危うい。アベノミクス蘇生のためには所得税減税など、増税の影響を相殺する財政政策を打ち出すべきだ。(ネットマネー)