ハーバード大、教授と学生間の「性的関係の禁止」
こうした状況を前に、教育省は昨年5月、学内での性的暴行やセクハラへの対応をめぐって米当局が調査を行っている55の大学や大学院のリストを発表した。連邦政府から公的助成を受ける学校に男女差別を禁じ、性的暴行への対応などを規定した教育改革法第9条に基づくものだ。
リストには東部の名門ハーバード大も含まれ、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)やCNN(いずれも電子版)など米メディアは、同大学が2月、その対応策として「教授と学生との間の恋愛関係に関する新たな方針を示し、性的関係を持つことを公式に禁じた」と一斉に報じた。
ハーバード大がこれまで「教授と学生との間の恋愛関係の禁止」を明文化していたこと自体が驚きなのだが、さらに「性的関係の禁止」にまで踏み込んだのである。つまり、そこまでしなければ、学内での性的暴行やセクハラがなくならないということなのだろう。ただ、今回の新方針で大学院は対象外となっており、“抜け道”はありそうだ。