【ギリシャ危機】禍根残したギリシャとドイツ 相互不信、ユーロ圏の結束に影 (1/3ページ)

2015.7.13 22:29

ユーロ圏首脳会議の合間にユンケル欧州委員長(右端)と話し合うフランスのオランド大統領(中央)。左端はドイツのメルケル首相=12日、ブリュッセル(ロイター)

ユーロ圏首脳会議の合間にユンケル欧州委員長(右端)と話し合うフランスのオランド大統領(中央)。左端はドイツのメルケル首相=12日、ブリュッセル(ロイター)【拡大】

 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)のユーロ圏首脳は約17時間に及ぶ異例の長時間協議の末、ギリシャの金融支援問題で合意にこぎ着けた。難航した協議で特に目立ったのが、ギリシャは財政再建策を実行するのか-というドイツ側の強い不信感だ。ギリシャに「ユーロ圏からの一時離脱」を迫ることも辞さない姿勢を示したほどで、今後のユーロ圏の結束に禍根を残す恐れがある。

 「メリットがデメリットを上回った」。ドイツのメルケル首相は13日、ユーロ圏首脳会議後の記者会見で、ギリシャとの支援交渉開始の合意についてこう分析した。記者団にギリシャが改革を履行すると思うかと問われると、「今回の交渉から判断すると、長くて困難なものになるだろう」と述べた。

 12日午後に始まった首脳会議は、日をまたいで約17時間に及んだ。事態打開のため、トゥスクEU大統領やオランド仏大統領は2回にわたってメルケル氏とギリシャのチプラス首相と4者会談を行った。

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