ユーロ圏首脳会議の合間にユンケル欧州委員長(右端)と話し合うフランスのオランド大統領(中央)。左端はドイツのメルケル首相=12日、ブリュッセル(ロイター)【拡大】
メルケル氏は首脳会議前、「是が非でも合意しようと思わない」と強調。こうした厳しい姿勢はフィンランドなど欧州北部の国々からも示された。
一方で、フランスやイタリアなどは「ギリシャのユーロ残留のためにあらゆる手を尽くす」(オランド仏大統領)とし、ユーロ圏内の立場の相違が露呈した。
■ ■
ドイツ側が「一時離脱」の選択肢を持ち出したのは、ギリシャに確実な財政再建を迫る圧力だった可能性もある。ただ、欧州統合の歴史上初めて、ユーロ離脱が現実味を持って語られた意味は大きい。
支援を受ける道筋がついたとはいえ、ギリシャの財政再建はいばらの道が続く。ユーロ圏内部の経済格差も課題となる中、離脱の議論は、欧州の「連帯」に暗い影を落とす可能性がある。