日銀は15日、金融政策決定会合を開いた。中国など海外経済の減速を受け、平成27年度の実質国内総生産(GDP)の成長率見通しを4月時点の2・0%から1・7%に、物価上昇率を0・8%から0・7%にそれぞれ下方修正した。ただ、物価上昇の基調は維持されているとし、大規模な金融緩和の継続を決めた。
今回の会合では、4月に公表した29年度までの経済や物価の見通しを示す「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」に修正点がないかを点検。
ギリシャ財政危機や中国経済の成長鈍化などで生産、輸出が伸び悩んだことを反映し、27年度の成長率を下方修正。一方、28年度(1・5%)、29年度(0・2%)については据え置いた。
消費者物価指数(生鮮食品を除く)の上昇率見通しは27年度だけでなく、28年度も2・0%から1・9%へ、29年度も1・9%から1・8%にそれぞれ引き下げた。
ただ、6月の全国企業短期経済観測調査(短観)では企業の設備投資計画が大幅に上方修正された。このため、「緩やかな回復を続けている」との景気判断を維持した。