「村上ファンド」に聞いてみた 10年近い空白を経て…今度は何をするの? (1/7ページ)

2015.7.26 17:12

 物言う株主として企業経営層に揺さぶりをかけた「村上ファンド」が、10年近い空白を経て帰ってきた。平成18年のニッポン放送株を巡るインサイダー事件で有罪が確定した村上世彰(よしあき)氏の執行猶予期間が昨年6月に終ったことで、再び投資を積極化したとの見方もある。複数の企業で大株主となり、電子部品商社の黒田電気には村上氏らの取締役選任などを提案しているが、同社経営陣に反対されている。事件を機に表舞台から姿を消していた村上ファンド。今、何をしようとしているのか聞いてみた。

 基本的に自己資金

 《大量保有報告書によると、現在の「村上ファンド」は村上氏の長女、村上絢氏が代表取締役を務める投資会社のC&Iホールディングス(東京)が中心になっている。村上世彰氏の「事務上の連絡先」もC&Iだ。メールでの取材に応じた》

 --投資資金は「村上家の自己資金」だと一部で報じられています。借り入れや外部からの資金はないのですか

 「基本的には村上家の自己資金のみの投資ですが、(自己資金以上の投資を可能にする)レバレッジをかけるために証券会社などから、株式を担保にした株券担保融資を受けることはあります」

かつて村上氏は広く個人投資家や企業から資金を募って運用していた

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