--黒田電気のM&A相手として、具体的な候補はありますか
「このような会社であれば黒田電気の企業価値向上につながるのではないか、と考えている先はありますが、私どもから具体的に交渉したりということはありません」
《村上ファンドは現在、半導体商社の三信電気、エレクトロニクス商社のエクセルなど、黒田電気に近い業態の企業にも投資している。大量保有報告書によると、その目的は「経営陣への助言、重要提案などを行うこと」だ》
「米国などの巨大な電子部品商社がM&Aを繰り返して年商1兆円から3兆円を実現し、業界で圧倒的な影響力を持つに至っています。一方で日本では大手の黒田電気ですら売り上げが3000億円弱であり、規模の利益を追求すべく構造改革が必要であると強く感じています」
敵対的買収は否定
《村上ファンドが村上氏らの取締役選任と臨時株主総会の開催を求めたのは6月26日。7月3日には村上氏らがホームページ上で「黒田電気の株主価値の最大化を進める」などと「決意」を表明した。黒田電気は同10日、村上ファンドの提案への反対意見と配当性向の40~65%への引き上げを発表した》