--これまで、黒田電気経営陣との協議はどの程度行いましたか
「電話、訪問、書面でのやり取りを含め、かなりの回数行っています。多くの時間を使ってきました」
--村上世彰氏自身はどうですか
「同様です。出来る限りの努力はしました」
--黒田電気の増配決定を「付け焼き刃的」と表現し、取締役選任案に対する反対意見を「理不尽な誹謗中傷」と批判しています。敵対的買収ではないでしょうか
「黒田電気の現経営陣とは株主価値、企業価値最大化という観点で利害は一致しているので対立の深さは感じていません。しかしながら、その実行のスピード感、規模感で意見の違いがあるので、引き続き対話していくことが重要と考えています。提案は社外取締役の選任を求めるものであり、また、取締役会の過半数を占めるものではないので『敵対的買収』ということではありません」
多数派工作
《かつての村上ファンドは会社の乗っ取りを目的に投資しているのではないか、とみられたこともあった。17年に株を買い占められた阪神電気鉄道は、そうした事態を防ぐため阪急ホールディングス(当時)との経営統合に救いを求めたとされる》