野田聖子氏、総裁選に意欲? 「これからのリーダーは強いリーダーではない」 (2/9ページ)

2015.7.27 13:25

野田聖子氏

野田聖子氏【拡大】

 【野田聖子よ、土井たか子になれ】

 私のつたない歴史をさかのぼること20年前、初めて国会議員になりました。そのときのロールモデルというのは、この前、亡くなりましたが、土井たか子という社会党の議長を務めた女性がおり、そこでは政治の仕事は男の仕事、だから女が参加するためには自己犠牲を払わなくてはならない。女の自己犠牲は何かというと、結婚しないこと、子供を産まないこと、育てないこと、生涯独身を貫き、政治と結婚しなければならない。私が支援者であれ、そうじゃない人にも言われ続けてきた。「野田聖子よ、土井たか子になれ」と言われて、20年やってきた。女性らしくしてはいけない。髪の毛はショートでなければならない。そしてスーツは目立ってはいけない。地味に、地味にすることで、女性の有権者から敵意を持たれないようにしなければならない。これが私が20年前、デビューしたときの日本の政治に対する考え方だった。

 【子育て国会議員】

 私はちょうどたった1人の女性国会議員だったので、何かにつけて目立ったが、ただそういう前提の中でそういうものなんだと生きてきた。20年経って大きく変わったかというと、変わっていない。今でも子供を連れた国会議員増えたことは事実。相変わらずマイノリティーであり、影では「こんな大切な仕事をしているのに、わざわざ子供を産むんだったら、国会議員にならなければよい」という声が内外、公私にわたって聞こえてくる。それは井戸端会議の陰口であったり、また堂々と週刊誌や新聞などでそういう批判をされる人も現実の話だ。

特に私自身がきれいな言葉に聞こえるけど、女性の家庭の育児と…

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