野田聖子氏【拡大】
人が減るだけなら、ともかく明治維新のときの高齢者数は6.8%だった。2100年の高齢者数は、おおむね50%近いといわれている。ここまでは素晴らしいみなさんですから、何を最優先の課題として取り組むべきかというのは火を見るよりも明らかなのに誰も動かない。
有権者数は女性5割、男性5割と言いながら、国民の生活を決めていく国会議員の数は1:9なんです。10人いる中で1人だけだったら、どれだけのことができるのか。自分が言っていることが正しいと思っても、多数決をして勝てるか。これが今の現実の日本だ。私はこれをお仲間の先進国、サミットで連なる人々とキャッチアップしたい。女性の賃金を上げていきたい。女性の役員の数もそうだが、普通に働ける女性を増やしていくことがMale Historyなんだと思う。そして、私たちが持っているポテンシャルが今の日本経済が直面している一番の有効打であるということを多くの人に気がついてほしい。
【「ゆう活」に参加できない子育て世代】
さっき、首相が「ゆう活」の話をした。世間では騒がれているが、あれは首相が決めたことではないと思う。首相の側近の人が思いつきで決めたと思うが、「ゆう活」ではオミットされる人がいる。「ゆう活」に参加できない人たちがいる。