上海株式市場が急落し、北京の証券会社で頭を抱える個人投資家=24日(共同)【拡大】
【上海=河崎真澄】週明け24日午前の中国上海株式市場は急落して始まり、市場全体の値動きを示す上海総合指数は心理的な節目の3500を大きく割り込んで、前週末終値比で一時8%を超える下落となった。
同日午前10時10分(日本時間同11時10分)現在、前週末終値比8.11%安の3223.42をつけた。直近の前週末21日は前日終値比4.27%安い3507.74で引け、ニューヨークや東京などの市場に連鎖的な株安を招いた。
中国の実体経済悪化を背景に上海株は6月中旬からの3週間で3割急落。当局はさまざまな株価下支え策を実施してきた。23日には新たに年金基金の株式投資解禁を決め、機関投資家による「買い」で下落に歯止めをかけようとしたが、効果はほとんどなかった。
新華社電によると、中国の2014年末時点の年金基金残高は3兆5600億元(約68兆円)。従来は損失が生じないよう、国債など安全な資産での運用に限定していたが、株価急落局面で政策を変更。年金資産の30%まで株式に投資することを認め、株式市場に年金基金からも資金が流入するよう強く求めていた。
香港市場ハンセン指数も24日午前、前週末終値比で一時4%以上も下げた。