信用情報に組み込むというのは、社会的信用を失わせることをペットによる迷惑行為の代償にしようという試みだ。ただ、どんな行為が罰則の対象になる迷惑行為にあたるのか、という具体的なラインの設定や、整備する信用情報をどう活用するのか、といった管理方法など導入への課題はまだ多い。
中国メディアでは、システムが整備されれば、迷惑行為の歯止めに一定の効果が期待できるとする意見がある一方、マナーの向上という根本的な問題解決の手段になり得るのか懐疑的だとする見方もある。
住民トラブル続出
こうした厳しい罰則を設けなければならないほど、中国のペット飼い主のマナーはひどいようだ。中国メディアの報道によると、例えば犬の散歩の際、鎖などでつながずに自由にさせたり、路上などにした糞を放置したりしているほか、犬の鳴き声による騒音公害を放置するなどもあり、近隣住民同士のトラブルが後を絶たない。
中でも、狂犬病の犬にかまれて死亡する被害が近年でも多く(2011年で約1900件)、狂犬病の予防注射をしていない犬も多いため、散歩中に放されている犬に対し住民らが恐怖を覚えているという。