北京市、上海市など中国の大都市の多くは、公共の場所での犬の立ち入りが制限されたり、どう猛な犬の飼育を禁じたりなど法的な規定があるが、罰則が厳しくないことから守らない飼い主も多い。こうした状況が、今回の上海市の方針につながったようだ。
上海では2011年、犬を飼育できるのは1世帯あたり1匹まで、という条例を施行している。犬の鳴き声による騒音、排泄物の放置の防止や狂犬病の撲滅を目的に導入した犬の「一人っ子政策」だった。市は同時に犬を飼うことの登録料を2千人民元(約3万8千円)から500人民元(約9500円)に値下げしたため、それまで登録を渋っていた飼い主が登録するケースが増え、ペットの管理が進むという効果はあったようだが、肝心の飼い主のマナー向上についての効果はあまりなかったらしい。
ペット市場は急成長
中国では、経済成長とともにペット市場、ペット関連市場は急激に成長している。今年4月にロイター通信が報じたところでは、中国のペット関連市場は550億人民元(約1兆450億円)に達した。