日本取引所グループ(JPX)の清田瞭(あきら)最高経営責任者(CEO)は25日の定例記者会見で、東芝が米原発子会社の巨額損失の開示を怠っていた問題について、「大変遺憾で、本来やるべきことを理解していない」と批判した。ただ、利益水増し問題が発覚する以前に起きていた問題だとして、「改めて別の措置を考えるという事案ではない」と述べ、追加的な処分などは行わない考えを示した。
利益水増し問題を受けてJPX傘下の東京証券取引所は9月、東芝の株式について、上場継続しながら内部管理体制の改善を促す「特設注意市場銘柄」に指定。また、株主や投資家の信頼を損なったとして、9120万円の「上場契約違約金」の支払いも求めた。
特注銘柄への指定から原則1年が経過しても内部管理体制に改善が見込めない場合、東芝は上場廃止になる恐れがある。清田CEOは「東芝の改善状況をモニタリングしていく上で、上場会社として必要な事項を幅広くかつ深く関与して、指導していく」と語った。