韓国政府は今年、1550万人の外国人観光客誘致を目標に掲げていたが、報告書のタイトルにもあるようにこの期に及んでも「MERS」を失速の最大の理由に挙げている。
この国の観光産業が危機を迎えたのは、MERSに加え、円安の余波が大きいのも確かだ。だが、メディアはもっと根本的な問題が背景にあると強調する。韓国紙、朝鮮日報(電子版)は「後進性を免れない慣行がさらに根本的な問題。安モノ・ぼったくり・不親切慣行は相変わらずだ」と指摘。
さらに「観光産業成長のカギは「再訪問(リピーティング)」だが、今のようでは『韓国は安いから行く場所』というイメージを払拭(ふっしょく)しにくいように思われる」としている。
つまり、近隣にもかかわらず宿泊のためにソウルから2時間ずつバスに乗ることが日常化し、さらにタクシー料金のぼったくりも根絶されない状況が続いているとし、韓国の観光産業の成長はままならないというわけだ。