中国の安邦保険に買収された米ニューヨークのウォルドーフ・アストリアホテル(AP)【拡大】
映画のようにルームサービスに化けて忍び込むスパイはさすがにいなさそうだが、超一級の情報が集まるホテルは、サイバー攻撃の格好の標的。各国の警備当局が神経を尖らせているホットスポットだ。
それを象徴したのが、オバマ大統領の今年9月の国連総会でのウォルドーフ・アストリアへの宿泊取りやめだ。同ホテルがマンハッタンのパーク・アヴェニューの現在の地にオープンしたのは世界恐慌のまっただ中の1931年。フーバー大統領以来、米大統領が国連総会の開催のたびに、好んで滞在した由緒あるホテルだった。
ここを所有していたホテル運営大手のヒルトン・ワールドワイド・ホールディングズから、約19億5000万ドル(約2400億円)で買収したのは中国の保険大手、安邦保険。ロイター通信によると、1室当たり138万ドル(2013年末換算)で買い取る計算になるという。
羽振りのいい、この保険会社の実態はどんなものか。