水面下の電脳戦、たとえ名門でも中国系NG オバマ大統領が定宿を変えた理由 (2/5ページ)

2015.11.29 17:15

中国の安邦保険に買収された米ニューヨークのウォルドーフ・アストリアホテル(AP)

中国の安邦保険に買収された米ニューヨークのウォルドーフ・アストリアホテル(AP)【拡大】

 映画のようにルームサービスに化けて忍び込むスパイはさすがにいなさそうだが、超一級の情報が集まるホテルは、サイバー攻撃の格好の標的。各国の警備当局が神経を尖らせているホットスポットだ。

 それを象徴したのが、オバマ大統領の今年9月の国連総会でのウォルドーフ・アストリアへの宿泊取りやめだ。同ホテルがマンハッタンのパーク・アヴェニューの現在の地にオープンしたのは世界恐慌のまっただ中の1931年。フーバー大統領以来、米大統領が国連総会の開催のたびに、好んで滞在した由緒あるホテルだった。

 ここを所有していたホテル運営大手のヒルトン・ワールドワイド・ホールディングズから、約19億5000万ドル(約2400億円)で買収したのは中国の保険大手、安邦保険。ロイター通信によると、1室当たり138万ドル(2013年末換算)で買い取る計算になるという。

 羽振りのいい、この保険会社の実態はどんなものか。

際立つのは、有り余るチャイナマネーを駆使した海外投資だ

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