中国の安邦保険に買収された米ニューヨークのウォルドーフ・アストリアホテル(AP)【拡大】
買収で巨大化する保険会社
保険や資産管理、銀行業務などを総合的に扱う保険グループで、総資産は8000億元(1・5兆円)。中国の31省市自治区に支社を分布し、3000以上の店舗を持つ。2004年に設立され、急速に規模を大きくした。
際立つのは、有り余るチャイナマネーを駆使した海外投資だ。
昨年末にオランダの保険大手デルタ・ロイドからベルギーの銀行資産を取得すると発表したのに続き、韓国の中堅生命保険会社、東洋生命保険への出資に乗り出し、今月には、米中堅生保フィデリティ・アンド・ギャランティー・ライフ(アイオワ州)を買収することで合意したと発表。まさに破竹の勢いで海外企業や資産を買いまくっている。欧米メディアによると、英国や日本の不動産投資にも関心を示しているもようだ。韓国ハンギョレ紙(電子版)は、安邦保険の会長が「鄧小平氏の孫婿として知られる」と伝えた。
盗聴の恐れ…
ウォルドーフ・アストリアホテルの運営は、ヒルトンが引き続き行う。が、ホテルには大きな「改修」が行われる予定で、米ニューヨークタイムズは、大統領の滞在では、「安全確保のためにミニサブマリン(小さな潜水艦)のような構造物を設置するが、これを設置できる確証がない」との元政府関係者の意見を伝え、警備上のリスクが敬遠された背景にあると伝えた。