【上海=河崎真澄】中国税関総署が15日発表した1月の貿易統計によると、輸出と輸入を合わせた総額は2917億ドル(約33兆2500億円)で、前年同月比14・3%減と2桁の落ち込みを記録した。輸出入総額のマイナスは11カ月連続。中国製品の国際競争力低下や、世界からモノを買う力が衰えたことも浮き彫りになった。成長エンジンの失速は世界経済への波乱要因になる。
輸出は11・2%減の1775億ドル、輸入は18・8%減の1142億ドル。前年同月割れは輸出が7カ月連続、輸入は15カ月連続だった。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は633億ドルの黒字だったが、輸出入とも減少傾向にある。
輸出の地域別で、1月は最大貿易相手先である欧州連合(EU)向けが11・9%減り、東南アジア諸国連合(ASEAN)は17・9%減。昨年通年でプラスを維持した米国は一転して9・7%のマイナス。日本向けは5・3%減だった。
輸入減は原油価格の下落傾向も一因だが、輸出不振で部品や原材料の輸入が減ったことや、不動産市況低迷で内需不振が長引いたことが大きく響いた。