北朝鮮の弾道ミサイル、打ち落とせるのか 日本を守る迎撃ミサイルの“命中率” (2/5ページ)

2016.3.6 17:08

海上自衛隊のイージス艦「きりしま」から発射されるSM-3ミサイル(海上自衛隊HPより
海上自衛隊のイージス艦「きりしま」から発射されるSM-3ミサイル(海上自衛隊HPより【拡大】

  • 米イージス艦「レイク・エリー」から発射されるSM-3ミサイル(米国防総省撮影、米ロッキード・マーチン社HPより)
  • 北朝鮮の弾道ミサイル攻撃に備え、防衛省に配備された地対空誘導弾パトリオット(PAC3)=1月29日午後、東京都新宿区の防衛省
  • 北朝鮮の弾道ミサイル攻撃に備え、防衛省に配備された地対空誘導弾パトリオット(PAC3)=1月29日午後、東京都新宿区の防衛省
  • 1台で3台のようにふるまうことが可能なPzH2000(ドイツ連邦軍HPより)
  • 自衛隊によるBMD(弾道ミサイル迎撃)の概念図(防衛白書より)

 これを考慮すれば実質37回。うち迎撃成功は33回で、成功率は89・1%にまで上がる。

 最後の盾は「100%」 

 一方、撃ち漏らしを相手にする“最後の盾”のPAC-3は、97年から始まった弾道ミサイル迎撃実験計35回(13年末まで)のうち、成功は29回。成功率は約83%だ。しかし、この実験は多くが実戦さながらの条件で実施されたことを考慮する必要がある。

 発射日時を事前に知らせないのはもちろんのこと、弾道ミサイルと航空機の同時迎撃や、弾道ミサイル3発と巡航ミサイル2発の計5発同時迎撃など、厳しい条件下で行われた。

 なかには1発の目標に対し2発を発射し、1発目で撃墜、2発目は破壊された弾道ミサイルの破片に命中するという驚異的なスコアもあった。

 特筆すべきは、ミサイル誘導に新ソフトウェアを導入した09年12月以降の成績だ。13年末までに14回実施し、失敗は一度もなく、100%の命中率を誇る。

現代では大砲の撃ち方さえも進化

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