12日の民進党TPP交渉過程解明チームの会合では、8日の特別委で石原伸晃TPP担当相が「西川本」について「絶対に認めるわけにはいかない」「これで頑張るしかない」と同席した官僚に話した音声を確認。速記が止まっておらず、会話が録音されていたのだ。西川氏も「一番古いのが出てる。書きなぐったやつが」などと自著と認める発言をしているという。
民進党には、与野党対決型の衆院北海道5区補欠選挙を意識し、政府・与党の姿勢を批判する狙いもある。北海道ではTPPへの批判が根強く、与党には「TPP審議自体が補選にマイナスなのに」(閣僚経験者)との声もあり、安易な譲歩は選択肢にない。
夏の参院選を控え、会期延長が難しい中、承認案と関連法案の衆院通過が春の大型連休後にずれ込めば、今国会での成立自体が危うくなる。政府・与党は承認案だけ衆院通過させるなど打開策を練る構えだ。