18日の東京株式市場は大幅な円高株安となった。日経平均株価は終日大幅続落し、終値は前週末比572円08銭安の1万6275円95銭。午後3時現在の円相場は1ドル=107円97銭と108円を超えた。
主要産油国がカタールで開いた会合で、増産凍結で合意できなかったことを嫌気し、前日のニューヨーク市場で原油先物相場が一時1バレル=一時37ドル台まで急落した。これで前週末は108円台後半だった円相場が朝方から円高ドル安に大きく振れた。東証の取引開始の午前9時前には107円台まで急騰。その後は108円をはさむ展開が続いている。
一方、熊本地震の影響も大きい。自動車や電機など熊本周辺に工場がある大手メーカーが受けている影響が広がっており、終値でもトヨタ自動車が前週末比で4.8%、ソニーが6.8%下げた。九州に関係がある観光、交通銘柄も下げが目立つ。
日経平均株価の高値は321円安の1万6526円。安値は593円安の1万6254円だった。
東証株価指数(TOPIX)の終値は、前週末比41.25ポイント安の1320.15。東証1部銘柄の87%にあたる1700が値下がりした。