市場では、現在年0.1%のマイナス金利幅を0.2~0.4%へ引き下げると予想する投資家もいるが、日銀内では「銀行との関係修復を優先すべきだ」との声が多い。また、企業の投資や家計の消費を増やすマイナス金利の効果が出るまで「最低でも半年ぐらいはかかる」(幹部)とされ、会合メンバーの大半も「様子見したい」考えのようだ。
心理冷える恐れ
一方、年80兆円の国債買い入れを90兆~100兆円に増やす案もささやかれているが、「大規模金融緩和の打ち止め」が意識されるため、日銀の執行部は現段階で乗り気ではないとみられる。
ただ、熊本地震で自動車の生産や訪日外国人消費の悪化が予想される中、企業や消費者の心理が冷える恐れもある。