円急騰と大幅株安を示すモニター=28日午後、東京・東新橋【拡大】
日銀が金融政策の現状維持を決めたのを受け、28日の東京外国為替市場では投資家の失望感から円相場が急伸し、心理的節目の1ドル=110円を割り込んで、一時1ドル=108円台後半と午前に比べて3円も円高ドル安が進んだ。東京株式市場の日経平均株価も午後の取引に入ると大幅下落し、前日比の下げ幅は一時500円を超えた。
午前の東京外為市場では日銀の追加金融緩和への期待もあって円安ドル高基調で推移し、円相場は一時は1ドル=111円台後半まで下落。だが、昼過ぎに日銀が追加緩和を見送ったと伝わると、追加緩和を想定して円を売っていた投資家が一斉に円買いに転じた。
また、日経平均株価は午前終値が前日終値比243円高の1万7533円だったが、午後の取引開始とともに大きく下落した。午後零時45分ごろには560円安の1万6730円まで下げた。午前終値からの下落幅は800円を超えた。取引時間中の1万7千円割れは今月20日以来6営業日ぶり。