
慶應義塾大学の白井さゆり教授(伴龍二撮影)【拡大】
「個人的にはマイナス金利の深掘りはあり得ると考えており、緩和を長期化するというスタンスをしっかり伝えることが重要だ。ただ、現行の国債買い入れはどこかで限界がくる。金融政策を『量』から『金利』へシフトしていくことが持続性を高める手段だろう」
--2%の物価目標にこだわるべきか
「経済学的には2%ぐらいの物価上昇が望ましい。そうなれば、企業の賃上げ率は成長産業で3~4%、伸びていない産業でも横ばいを維持できるからだ」
--ヘリコプターマネーや外債購入論が浮上している
「金融・財政政策の連動であれば議論されるべきだが、国の借金を日銀が肩代わりすべきではない。外債購入は為替操作と受け取られかねない」
【プロフィル】伊藤元重
いとう・もとしげ 東大経卒、米ロチェスター大院経済学博士号取得。東大院教授を経て平成28年4月から学習院大教授。64歳。静岡県出身。