
2万ドルの大台を突破したニューヨークダウ平均を示すモニター=25日夜、東京・東新橋【拡大】
ただ、平均株価が2万円台を確実に取り戻すには、トランプ政権が市場の期待が高い景気刺激策を具体的に示す必要がある。これまでの記者会見や就任演説では減税やインフラ投資などへの詳細な言及がなく、逆にトランプ政権の保護主義的な姿勢が先行して市場の警戒感をあおっている。
市場では、2月下旬ごろとみられる予算教書などを通じて景気刺激策の具体的な姿が判明するとの見方もある。トランプ政権の経済政策の運営をめぐり一喜一憂する展開が続きそうだ。(森田晶宏)