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電機
デジタル家電の国内出荷、過去最低水準に テレビなど不振深刻
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お買い得な価格の商品が並ぶテレビ売り場=大阪市浪速区のヤマダ電機LABI1なんば店 電子情報技術産業協会(JEITA)が22日発表した2012年度のデジタル家電の国内出荷額は、前年度比42.5%減の1兆4794億円となり、2年連続で大きく前年割れした。
比較可能なデータがそろう1992年度以降では、過去最低の水準に沈んだ。薄型テレビを中心に発展してきた日本の電機産業の深刻ぶりを浮き彫りにした格好だ。
分野別では、薄型テレビなどの映像機器が56.7%減の7795億円。2011年7月の地上デジタル放送開始でテレビの需要が先食いされ、販売台数も販売価格も下落が進んでいた。
映像機器以外の分野も販売は振るわなかった。ラジオなどの音声機器は18.0%減の1195億円。また、カーナビなどの車載機器は8.3%減の5749億円だった。
昨年度の薄型テレビの出荷台数は576万6000台で、6割超のマイナス。サイズ別では29型以下が約7割減まで落ち込み、特に小型タイプを中心に厳しい状況となっている。