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セイコーエプソン、プリンターの競争力向上 産業機器にも注力
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「市場が大きくなることは想定していない。ただ、われわれの事業の柱であり、強いポジションをキープする必要がある。競争力を高めるため、家庭向けは小型化を進め、スマートフォン(高機能携帯電話)から無線で直接印刷できるなど、現在の環境への対応を図っている」
「約90の国・地域で販売し、成功しつつある。そもそも(ユーザーが)1枚いくらか考えながら印刷する状況が、お客さま視点に立っているのか疑問を持っている。エプソンが採用するインクジェット方式のプリンターは(トナーを使う他社の)レーザープリンターに比べ(インクや電気代などの)トータルコストを下げられる」
「世界シェアは26%程度まで上昇した。特に教育用のニーズが高い。場所を取らず(タブレット端末など)IT機器とも融合できるので、米国や欧州のほか、新興国でも導入が進んでいる。教育のIT化で国内でも伸びる可能性があり、販売を強化したい」
「大きな柱の一つにしたい。産業機器のウエートを高くしてバランスの取れた事業構造にする必要がある。経験が少なく試行錯誤だが、営業体制なども整えている」
「水晶をベースにしたセンサーで、精度も信頼性も高い。政府が進める国土強靱(きょうじん)化という面でも貢献できると思う。海外では既に無人飛行機などに搭載されており、いろいろな用途が考えられる」
【プロフィル】碓井稔
うすい・みのる 東大工卒。1979年信州精器(現セイコーエプソン)入社。2002年取締役。07年常務取締役。08年6月から現職。長野県出身。