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【直球緩急】野村HDグループの永井浩二CEO「若手賃上げで士気高める」
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野村ホールディングスの永井浩二CEO=東京都千代田区(伴龍二撮影) --営業部門のビジネスモデル変革を掲げている
「新規設定を絞って真にニーズのある投資信託を育てたり、80歳以上の高齢者の方にはリスクの高い商品の勧誘を原則、控えるなどの施策を打ってきた。高齢者に金融資産が集中する中で少子化が進む現状をみると、15~20年後には、現在のビジネスモデルでは生き残れない。顧客第一という意識をさらに徹底するとともに、目指すべき会社の姿をトップダウンではなく、社員全員で模索していく」
--少額投資非課税制度(NISA)が始まった
「滑り出しは順調だ。NISA口座では、当初は現物株の買い付けが多かったが、徐々に投信が伸びてきた。これから資産を形成しようとする方には、投信の積み立てなど、購入機会を分散してリスクを抑える『るいとう(累積投資)』を勧めている」
--若手社員の賃上げを打ち出した
「業績が改善すれば賞与を上げるのが基本だが、デフレが続いて月例給の固定部分を据え置いてきたので、若い世代については体系を見直し、上げることにした。士気を高め、優秀な人材を採用したいという狙いもある」
--アジア事業を強化する方針だ
「相手があるので発表しないが、現地で、互いに顧客を紹介し合うような業務提携はいくつか結んだ。タイでは日本的なリテール(個人向け営業)業務を行っているが、家計部門にお金がある国にはこれを広げるなど、各国で異なる戦略を進める」
--東京証券取引所が、夜間取引を検討している
「顧客にニーズがあるなら参加するが、機関投資家が入ってこなければ、値動きが激しくなるなどの問題もある。現時点では(導入の是非を)判断できない」(高橋寛次)
中大法卒、昭和56年野村証券(現野村ホールディングス=HD)。野村証券取締役、専務、副社長などを経て、平成24年4月より社長兼野村HD執行役員。同年8月から野村HDのCEOを兼務。東京都出身。55歳。