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生保大手4社、全社が増益 13年4~12月期 保有債券収入追い風
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生命保険大手4社の2013年4~12月期連結決算が13日に出そろい、本業のもうけを示す基礎利益は全社が増益となった。安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」による円安株高で、保有する外国債券や国内株式などからの利息・配当金収入が増えたことが追い風になった。
第一生命保険の基礎利益は前年同期比23.0%増の2921億円と10年の上場来最高となった。住友生命保険は、変額年金保険の最低保障に備える標準責任準備金の戻り入れがあった影響もあり、同28.2%増の3177億円と大幅増益だった。
売上高にあたる保険料等収入は第一生命と明治安田生命保険が増加する一方、日本生命保険と住友生命は減少し、明暗が分かれた。
各社とも昨年4月に契約者に約束する運用利回り(予定利率)を貯蓄性の高い商品を中心に引き下げた影響で、一時払い終身保険や年金保険などの販売が減少した。
ただ、第一生命は銀行窓口を通じた保険の販売が好調だった。変額年金保険の新商品を投入したほか、一時払い終身保険では窓口で取り扱う銀行の数を増やしたことなどが奏功した。明治安田生命は医療・介護保険や銀行窓販での変額年金などの販売を伸ばした。
14年3月期の通期業績予想は海外市場動向の懸念などを勘案して各社とも据え置いた。
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■生保大手4社の2013年4~12月期連結決算
保険料等収入 基礎利益
日本 3兆5232(▲ 6.7) 3928( 7.9)
第一 3兆1534( 23.6) 2921(23.0)
明治安田 2兆7665( 0.8) 3149(20.9)
住友 1兆8658(▲18.4) 3177(28.2)
※単位:億円、カッコ内は前年同期比増減率%、▲はマイナス