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第一生命、アジアに海外統括拠点 来年設立を検討、即戦力の人材育成

ニュースカテゴリ:企業の金融

第一生命、アジアに海外統括拠点 来年設立を検討、即戦力の人材育成

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 第一生命保険は海外出資先の生命保険会社を統括する拠点を2015年にアジアに設立する検討に入った。

 立地はシンガポールか香港で調整中だ。出資先で即戦力となれる人材を採用・育成するほか、リスク管理などの実務支援も手がける。人口減などで国内生保市場が伸び悩む中、出資先の支援態勢を整備し、成長市場の海外で収益拡大を狙う。

 第一生命は豪州とベトナムに100%出資の生保を持ち、インド、タイ、インドネシアの生保にも出資している。海外事業の最終段階での利益を12年度の100億円から15年度に300億円に拡大する計画を打ち出しており、海外への進出が遅れる生保業界で突出した目標を打ち出す。

 新拠点は法人化を視野に入れており、出資先の経営を早期に軌道に乗せるため「人材プール」や「ノウハウ支援」の機能を持たせる。

 海外の出資先からは商品やシステム開発など実務の専門家を派遣してほしいニーズが強い。ただ、外国語が堪能で海外生保で即戦力となれる人材を日本で採用・育成するのは難しい。そこでシンガポールや香港などで有能な人材を集めて育成する。

 また、第一生命本体で手がけている出資先への実務指導などの機能も新拠点に移管し、ノウハウの移転を迅速化する。

 生保業界では大手が海外進出を加速するが、出資先の人材が手薄なことや、開発、営業などのノウハウが足りないことが成長に向けた課題となっている。このため、住友生命保険は出資先で業務支援する人材を16年に現在の3倍の100人に増員するなど各社が海外での人材育成やノウハウ移転などに本腰を入れ始めている。

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