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期待高まるアクションカメラ ソニーなど各社、性能アップ競う
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ソニーの新型アクションカメラは手元の端末で簡単に操作できる 主にアウトドアスポーツでの撮影に適した小型デジタルビデオカメラ「アクションカメラ」市場が活性化してきた。サイクリング中の風景などを交流サイト(SNS)に投稿する個人用途だけでなく、テレビ番組の撮影など業務用途にも浸透している。メーカー各社は編集機能向上や高画質化を競い、ビジネス需要の取り込みを狙う。
ソニーは今月14日、アクションカメラの新機種(想定価格約3万3000円)を発売する。別売りの腕時計型リモコンを使って最大5台のカメラを同時に操作できるのが売りだ。
現行機種はクイズ番組などでも利用されており、同社は「業務用でも利用拡大が見込める」と判断。新機種は色の設定機能の拡充に加え、撮影時に時間経過の状況を映像データ上に記録できるようにするなど、編集のしやすさを追求した。
パナソニックは、フルハイビジョン(HD)の約4倍の解像度「4K」に対応したアクションカメラを開発し年内の製品化を目指している。同社の現行機種は昨年5月に発売され、わずか3カ月で年間販売目標の1万2000台を達成。「料理人が手元の動きを撮影してインターネット上で披露するなど、プロが自分の技術を広めるために使っている例も目立つ」(同社)という。
また、JVCケンウッドは昨年8月に発売した機種が堅調な売れ行き。1秒当たりのフレーム数を30から60に倍増したことで、動きのある映像もなめらかに撮影できる点が受けている。カーレースのテレビ放送やモトクロスのイベントなどで活用されているという。
ソニーによると、アクションカメラの国内市場は2013年度に前年度比3倍超の10万台、14年度は2倍の20万台へと爆発的な勢いで伸びている。一方、野村総合研究所の推計では、ビデオカメラ全体の市場規模は14年度に180万台と、前年度並みにとどまる。それだけに、成長市場となったアクションカメラに対し、各社がかける期待は高まるばかりだ。