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ソニー「フェリカ」海外展開強化 次世代ICチップ、今夏から生産開始

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ソニー「フェリカ」海外展開強化 次世代ICチップ、今夏から生産開始

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ソニーとフェリカネットワークスが開催したフェリカのイベント=17日、東京都渋谷区  ソニーの子会社フェリカネットワークスは17日、携帯電話やICカード乗車券をかざすだけで電子決済ができる「FeliCa(フェリカ)」の海外展開を強化する計画を明らかにした。ソニーのほか、韓国のサムスン電子や東芝と、国際規格のNFC(近距離無線通信)に対応した次世代のモバイル向けのフェリカICチップを開発し、今夏から量産を始める。

 フェリカは携帯電話で決済ができる「おサイフケータイ」やJR東日本の「Suica(スイカ)」などIC乗車券として国内では幅広く使われている。しかしソニーの独自規格のため、海外で使われていない。

 現在、主に国際規格のNFCが海外で普及している。フェリカネットワークスでは日本のフェリカと互換性があり、NFCにも対応したモバイル向けICチップを今夏にも量産する。秋以降に発売するスマートフォン(高機能携帯電話)に搭載し、海外でも非接触型のICサービスの利用拡大を目指す。

 17日にフジサンケイビジネスアイなどのインタビューに応じたフェリカネットワークスの眞鍋マリオ社長は、今後のフェリカの海外展開について、「日本の小売り環境などに近いベトナムやインドネシアなど東南アジアで利用を拡大したい」と語った。

 現在、国内では、おサイフケータイを搭載した携帯電話が7000万台あり、1000万台が利用されている。同社長は「今後はウエアラブル端末の普及が見込まれており、これらを取り込み、2000万台を目指したい」と述べた。すでに同社にはメーカーからおサイフケータイの機能を搭載したウエアラブル端末の要望が来ており、ICチップの小型・省電力化を進め、2015年内の導入を目指す。

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