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資生堂、マーケティングの教育機関を開講 魚谷改革新たな一手
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マーケティングアカデミーの初講義で話す魚谷雅彦社長=3日、神奈川県 資生堂は3日、企業内の教育機関「マーケティングアカデミー」を開講した。4月に就任した魚谷雅彦社長が進める経営改革の一環として、マーケティングの専門家を育成。ブランド力を強化し、中国事業の不振などで落ち込む収益力の回復を目指す。
学長を務める魚谷社長は同日の初講義で、「資生堂は再生をいかに果たすかという大きなチャレンジに直面している。ブランド戦略やマーケティングのアイデアを生み出す能力をつけてほしい」と述べた。
この日の講義は、マーケティングや経営企画、営業など各部門の40~50代の管理職級約20人が参加。魚谷氏や、10月に常勤顧問に就任した元経営コンサルタント、ラルフ・アーベック氏らの講義のほか、参加者が4組に分かれてグループワークなどを行った。
講義は4日間続き、マーケティングやブランドについて体系的に学ぶ。3月末までに、15~30人前後の7班が参加する予定だ。
資生堂の2015年3月期連結決算は、不振の中国事業の過剰在庫解消などで費用が膨らみ、営業利益が前年比49.6%減の250億円に落ち込む見込み。魚谷社長は在庫削減や費用低減を進めるとともに、マーケティング投資の拡大や人材育成などで反転攻勢を図る考えだ。