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【早坂礼子の経済ウォッチング】いまどき女子の就活事情 喫煙はマイナス印象、休みを聞くのもご法度

ニュースカテゴリ:暮らしの仕事・キャリア

【早坂礼子の経済ウォッチング】いまどき女子の就活事情 喫煙はマイナス印象、休みを聞くのもご法度

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東京・大手町の経団連で開催された就職活動セミナー。会場には緊張感が漂う  就活必勝法の最終回は面接編だ。前編に続き、女性経営者の立場から山口ひろみジャパンライフ社長と、就職の面接官代行を業務のひとつにしているリーガルブライトの山田秀二社長の話をまとめた。

 志望動機や学歴は採否と無関係

 説明会や書類選考を経て志望企業の面接にこぎつけたら、何よりも順守しなくてはならないのは企業が指定してきた面接の日程だ。都合が悪くても変更要望はすべきではない。もちろん遅刻は論外だ。「入社しても仕事の約束を守れない人」と見なされる。

 第一印象は重要だ。清潔感を意識して身だしなみを整える。しわやよれのない服装で、靴をみがき、爪もきれいに切りそろえておく。「面接の場に現れたときから不採用にすべき人は一瞬でわかります」と山田さん。逆に、好印象を理由に落とされることはほとんどない。

 椅子に座ったら背筋を伸ばし、背もたれにもたれない。周囲をキョロキョロ見渡したりせず、面接官と目線を合わせて語尾までしっかり話す。謙譲語や尊敬語など敬語の使い方に気を配るのは基本だが、注意したいのは面接官との会話のなかで、相づちを打つタイミングだ。山田さんは「早すぎると面接官は自分の話を遮られる感じを抱くし、多すぎてもこちらの話を聴いていないのではないかと思ってしまう」と教えてくれた。

 面接で必ず聞かれるのは志望動機だろうが、これで採否が決まることはほとんどない。「仕事を通じて社会貢献がしたい」など奇をてらわないオーソドックスな答えで十分だ。同様に学歴も採用を左右しない。高学歴をアピールすると逆効果になることもあるので簡潔明瞭に伝える。

 たばこを吸わない面接官も多いのでたばこのにおいは厳禁。女子学生の喫煙は面接で明らかにマイナスに働く。有給休暇や年末年始の休みを聞くのもご法度だ。企業は従業員に給与を支払い、働く人はその給与以上の利益を会社に返すことで評価される。入社希望者は自分が会社に給与分の貢献ができるはずだという可能性しかアピールできない。給与や休みの交渉は入社後に成果を出してからと心得たい。

 最終面接官は45歳以上の男性

 山田さんは「面接官は自分の質問に、志望学生がどんな答えを、どういうしぐさで返してくるのかを見ている」という。協調性はあるか、機転は利くか、論理的思考ができるか-。なかにはわざと意地悪な質問や威圧的な態度を取って反応を見ることもあるようだ。感情的になって怒ったり萎縮したりせず、落ち着いて冷静に受け答えができるかどうか。「ひとことで言えば地頭(じあたま)がいいこと。女性の場合は愛きょうや気立ての良さが大事です」。

 山口さんは「最終面接までは落とすことが前提です」と話す。そして最後の面接に登場するのは役員や経営トップだ。ジャパンライフなどの調査によれば、IT企業を除く従業員500人以上の企業では、45歳以上の男性が最終面接官になるケースが多い。2013年12月の帝国データバンクの調査でも日本の企業約144万社のトップの平均年齢は58・9歳。最終面接に進んだ女子学生は自分の父親より上の世代の男性と接する可能性が高いことになる。彼らの思考や立場に寄り添うことができるかどうかが、採否の分かれ目だろう。

 政府は女性の活用や登用を声高に叫び、2020年までに政財官どの分野でも30%の女性が存在するようにしたいと働きかけているが、日本企業はまだこの目標に追いついていない。就活に臨む女子学生には入り口で無用なケンカはせず、にこやかに、したたかに人生の扉を開いてほしい。(おわり)

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