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Rソックス 小さな人気者 「MVPはカズ・ウエハラだ」

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Rソックス 小さな人気者 「MVPはカズ・ウエハラだ」

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 「Good!(いいねー)」

 10月30日、米大リーグのワールドシリーズ優勝を果たし、胴上げ投手となったレッドソックスの上原浩治投手(38)とともにインタビューに立った長男、一真君(7)が、父親の活躍を聞かれこう言い放った瞬間、本拠地ボストンのフェンウェイ・パークがドッとわいた。

 フォックススポーツの美人キャスター、エリン・アンドルースさんからさらに「今夜はどうやってお祝いしますか」と聞かれると「Crazy!(めちゃめちゃ楽しむよ)」。興奮が最高潮に達したフェンウェイ・パークからさらに大きな喝采がわき起こった。

 この夜、スポットライトを浴びて球場の熱い視線を独り占めにしたのは、チームを優勝に導いた右腕の日本人クローザーではなく、この小さな少年。

 「カズ・ウエハラ。君がわれわれのワールドシリーズのMVPだ」。米紙「USA TODAY」がこう報じるなど「たった二言でアメリカ人の心をつかんだ」と米メディアに絶賛された。

 スポーツ専門ブログ「デッドスピン」も「言葉数は少ないが、質問者の意図を見事にくみ取った答えだ」と評価する。

 ≪黄金の二言 ファンの心をわしづかみ≫

 こうした息子の対応について11月1日朝の、フジテレビの情報番組「とくダネ!」で電話インタビューに応じた上原投手は「僕よりも受けがよかった。僕は1年かかったのに、たった二言でアメリカ人の心をつかんだ。うらやましいですね」と脱帽状態。

 さらに「いつもは午後9時とか10時とかに寝るのに、午前2時ぐらいまで起きていたのでそれがもうクレージーなお祝いだったかな」と一真君の様子を伝えた。

 一真君が黄金の二言でファンの心をつかんだのは、この日が初めてではない。

 10月19日、レッドソックスがワールドシリーズ進出を決め、1勝3セーブ無失点の堂々たる成績で上原投手が日本人初のMVPを受賞。その際のインタビューでも、きらりと光る言葉で存在感を示していた。

 「プレッシャーで吐きそうだったってパパは言ってるけど投げている時はどんな気持ちだったの?」と聞かれると、すかさず、「I don’t know(わからない)」

 さらに「パパが出たとき興奮した?」と聞かれると、間髪を入れずに「Excited!(興奮した)」と一言。2歳からアメリカ育ちとあってほとんどネーティブの発音だ。

 MLBファンも「カズがかわいすぎる」「過去最高のインタビューだ」と大絶賛。これからも一真君から目が離せない。(EX編集部/撮影:共同、AP/SANKEI EXPRESS

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