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【垣花正のハッピー日記】沖縄県民ですが…東陵高校頑張れ!

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【垣花正のハッピー日記】沖縄県民ですが…東陵高校頑張れ!

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第86回選抜高校野球大会=2014年3月21日(金)から12日間(雨天順延、準々決勝翌日の休養日1日含む)、兵庫県西宮市の甲子園  センバツ高校野球の季節がやってきました。沖縄の高校が2校も出場することもあり、あさっての開幕が待ちきれない僕は東京に住んで24年も、やはりいつまでも沖縄県民です。

 自分の「出身高校」でなくとも県の代表を熱狂的に応援するのが沖縄県民の特徴。試合中はレストランから客が消え、道路から人が消え、電話をかけたら怒られるという沖縄。大げさではなく県の経済がピタリと止まります。

 その背景には、沖縄県民が、沖縄の子供たちの甲子園での頑張りに、沖縄の復興を重ねてきた歴史があります。

 復帰前の1958年、甲子園で敗れ沖縄へ帰る球児たちは、船の上から甲子園の土を海へ捨てなければなりませんでした。植物防疫法で「外国の土」と見なされたためです。僕が子供の頃、親父は球児たちを応援しながらそんなエピソードを語りました。エラーばかりして「本土の学校」に手も足も出なかった沖縄の球児たちが、いつしか一人前に戦えるようになった姿を見ながら涙を浮かべていたものです。

 今回のセンバツには、復興のさなかにある東北から宮城県の東陵高校が出場します。2011年5月「あなたとハッピー!」は、榊原郁恵さんとともに気仙沼から生放送をしました。放送後、気仙沼の高台に位置する東陵高校にお邪魔し、生徒たちと交流を持ちました。この3年、野球を続けることすらままならなかったはずです。今でも家族6人で仮設住宅暮らしの球児もいます。そんな中で甲子園の切符を勝ちとった東陵高校ナイン。

 気仙沼で現実と戦うたくさんの人たちに、彼らの頑張りがどれだけ勇気と力を与えることでしょう! 今回ばかりは僕も東陵高校を一番に応援するのです。(ニッポン放送ラジオパーソナリティー 垣花正/SANKEI EXPRESS

 ■かきはな・ただし 1972年1月1日、沖縄県宮古島市生まれ。ニッポン放送アナウンサー。過去「ニュースわかんない」などのワイド番組を担当。現在オンエア中の「垣花正あなたとハッピー! 」のホームページでも「垣花正のにっき」を更新しています。

 「垣花正あなたとハッピー!」(月~金曜、午前8:00~午前11:30)AM1242 ニッポン放送でオンエア中

twitterハッシュタグは「#happy1242」

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