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経済
女性に好印象 話術ではなく体験 Steve Mogi
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人に好印象を持ってもらい長く記憶に留めてもらうには、巧みな話術でアピールすれば良い。というのは残念ながら大間違いです。会社の面接ならいざ知らず、あなたがどんなに素晴らしい人か、どんなに金持ちかを語っても、ただの自己主張の強い拝金主義者だと負の記憶が片隅に残るだけです。
相手に長く好印象を持ってもらうには、あなたの素顔を見てもらい受け入れてもらうのが一番ですが、覚えてもらうきっかけは必要です。記憶の種類という観点から考えてみましょう。長く覚えている記憶を「長期記憶」と呼びます。さらに長期記憶は「エピソード記憶」「意味記憶」「手続き記憶」などに分けられます。エピソード記憶は、経験や出来事を通して覚えた記憶で、思い出などがこれにあたります。一般的に女性は男性よりもエピソード記憶力に優れています。「ブリトニー、このレストラン好きだったよね。君の誕生日に思い出のこのレストランにしたのさ」「ふ~ん、初めてなんですけど。誰と来たの!」となってしまいます。女性に長く好印象を持ってもらうには、楽しい体験をしてもらうことです。あなたが、いかにすごいかを語っても、効果はありません。
意味記憶は、経験ではなく学習して覚えた記憶です。言葉の意味がまさにこれにあたります。意味記憶は年齢を重ねるほど多くなるので、年配の人に良い印象を持ってもらうには、引き出しにしまってある知識を刺激するとよいでしょう。「渡辺さんはジャズに詳しいそうですね。わたしも聞いてみようと思うのですが、どんな曲から聴いたら良いですか」
手続き記憶は、自転車の乗り方など、体に染みついた記憶です。ピアノをサッと弾ける人は、それがどんなに素晴らしいことか本人は感じていないかもしれませんが、すごいことなので話題にすると良いでしょう。。(ICT教育研修研究所所長 Steve Mogi/SANKEI EXPRESS)