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良質タンパク源 ビタミン、鉄も 桜エビ入り卵焼き弁当

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良質タンパク源 ビタミン、鉄も 桜エビ入り卵焼き弁当

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桜エビ入り卵焼き弁当。※498kcal、塩分2.7グラム(1人分)  【牧野直子の健康ごはん】

 今回の弁当は卵が主役です。健康でアレルギーがなければ、卵は1日1~2個は食べたいですね。良質なタンパク質源ですし、ビタミンA、B2の摂取源にもなります。そのほか、ビタミンB12、葉酸、鉄なども含まれ、完全栄養食品とも言われます。

 ビタミンAは目や皮膚、粘膜の健康を保つ働きがあります。ビタミンB2はエネルギーを作りだす上で欠かせないビタミンの一つ。いずれのビタミンも子供の場合、不足すると成長の妨げになります。

 わが家は朝食時、主食がごはんでもパンでも卵料理を食べることがほぼ習慣になっています。その理由は、1日3食の中で取り入れやすく、調理しやすいことが挙げられます。

 また、時間栄養学においては、朝食で糖質とタンパク質を一緒にとることで、体内時計がリセットされ、代謝が上がり、体温を上昇させます。すると1日を活動的に過ごすことができるし、肥満の予防・改善になることもわかってきています。ただし、朝食のタンパク質源は卵でなければいけないというわけではなく、牛乳やチーズなどの乳製品や、ハムやソーセージ、焼き魚などの肉や魚、納豆や豆腐などの大豆製品でもよいのです。

 タンパク質源は毎食、取りたいものなので、1日3食でバランスよく取りましょう。わが家の場合は、朝食で卵を食べなかった日は、弁当に卵焼きを入れたり、夕食に親子丼や卵とじなど卵を使った料理をするなどして毎日食べるようにしています。

 さて、卵ですが、カルシウムや食物繊維、ビタミンCは期待できません。この弁当では桜エビでカルシウムをプラス。デザートにキウイをつければ、食物繊維、ビタミンCも補えますよ。(文:管理栄養士 牧野直子/撮影:田中幸美(さちみ)/SANKEI EXPRESS

 ■まきの・なおこ 料理家、管理栄養士、ダイエットコーディネーター。「スタジオ食」代表。1968年、東京生まれ。女子栄養大学卒。おいしくてからだに優しく、元気になるレシピ、健康的なダイエット方法まで提案し、幅広く活躍中。著書も多数で、近刊は「エネルギー早わかり第3版」(女子栄養大学出版部)、「新・魚を食べる健康法」(マガジンハウス)。

 ≪桜エビ入り卵焼き≫

 ※130kcal、塩分0.8グラム(1人分)

 【材料】(2人分)

卵        大2個(割りほぐす)

だし汁      大さじ2

しょうゆ・みりん 各小さじ1

桜エビ      5グラム

万能ねぎ     3本(小口切り)

サラダ油     適宜

 【作り方】

卵を割りほぐし、だし汁、しょうゆ、みりんを加えて混ぜる。さらに桜エビと万能ねぎを加え、卵焼き器で焼く。冷めたら食べやすく切る。

 【ワンポイント】

☆桜エビはちりめんじゃこでもオーケー。彩りが寂しければ刻んだ紅しょうがを加えてもよい。

 ≪アスパラのなめたけ和え≫

 ※23kcal、塩分1.1グラム(1人分)

 【材料】(1人分)

アスパラガス  50グラム(食べやすく切る)

なめたけ    25グラム

刻みのり    少々

塩       少々

 【作り方】

〔1〕卵焼き器に湯を沸かし、塩少々を加えてアスパラガスを茹(ゆ)でる。ざるにあげて、熱いうちになめたけと和(あ)え、なじませ、冷ます。

〔2〕弁当箱に詰めて、のりをのせる。

 【ワンポイント】

☆アスパラガスはスナップえんどう、ほうれん草、小松菜などに代えてもよい。

 ≪ちくわきゅうり≫

 ※43kcal、塩分0.8グラム(1人分)

 【材料】(2人分)

ちくわ   1本

わさび   少々

きゅうり  少々

 【作り方】

きゅうりにわさびをからめ、ちくわに刺して、食べやすく切る。

 ≪雑穀入りごはん≫

 ※302kcal、塩分0グラム(1人分)

 【材料】(作りやすい分量)

米  1    合

雑穀ミックス  35グラム

 【作り方】

〔1〕炊飯器に米を入れ、1合の目盛りまで水を入れる。雑穀ミックスを加え、さっと混ぜ、袋の表示に従い水を足して炊く。

〔2〕弁当には180グラムを詰める。

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